furnituretop.jpg 
 奥様方とお話をさせて頂いていると,「この場所にぴったり収まる家具が見つからなくて」とか,「このお鍋を収納したいのにちょっとサイズが合わなくて入らない」といったお声をよく耳にします。サイズが合うものをやっと見つけても好みの雰囲気と違ってがっかり、なんて事もありますね。 
 KO-MORE-BIでは全体のサイズはもちろん,棚の高さなどもお客様とご相談させて頂いて,出来るだけご希望に添った家具をリーズナブルな価格でお届けするように心がけています。
 「Tekisyo System」と名付けた方法で製作される家具はこの世で一つ,お客様のためにだけ作られる家具なのです。

「Tekisyo System」とは?

 必要な場所にぴったりの家具ということで,「適材適所」という言葉から名付けました。その名の通り高さ,幅,奥行き寸法もまったく自由にお決めいただけるオーダーメイド家具です。
 オーダーメイドの家具なら、すでにあちこちでやってるのでは? もちろんそうなんですが,「Tekisyo System」は可能な限りのコストダウンを図って今までのオーダー家具では考えられなかったほどの低価格を実現しました。もちろんKO-MORE-BI製品ですから無垢の木材にこだわっています。

 それでは低価格の理由をご説明しましょう。

理由その1

材料はパイン材などの既に製材されたものを使用しているからです。
 普通木工をする時には、まず材料となる木材を入手します。そしてそれら木材を必要なサイズに切り分け,カンナ掛けをして初めて具体的な製作に入れるのですが,その行程を省くために既に製材された材料を仕入れます。一番よく使うのがホームセンターなどでもたくさん売っているSPF材。広葉樹材と比べて柔らかく,節もあり,風合いも劣るのですがとにかく値段が安い! 敢えてこの木材を使う事でコストを下げているのです。

理由その2

出来るだけシンプルなデザインにしているからです。
 といっても必要な機能が備わっていないと本末転倒になってしまいますよね。ここでのシンプル,という意味は余分な装飾を出来るだけ行わない,という事です。実用的で丈夫な家具をお届けしたいと思っています。

理由その3

伝統工法にこだわらないからです。
 本来ならば木と木を組み合わせる方法は古来より伝わる「ほぞ組」という工法を使うのが一番いいのですが,どうしても時間がかかってしまいますので,木ねじなどで代用できるところは極力ねじを使って,本当に必要な部分だけに細かい加工を施すようにしています。ただ,ねじを打ってそのままではちょっと味気ないですので,すべて木栓で埋めてデザインの一部に見えるよう工夫しています。

 さて,それでは「Tekisyo System」のセールスポイント(?)をご紹介させて頂きます。

ここ見て! その1

原則として合板やフラッシュボードは使わず,無垢の木を使っています。
 合板を多用すると確かにもっと軽く,安く仕上げる事は可能なんですが,どうしても安っぽくなりがちでKO-MORE-BIの製品としては物足りないと感じています。多くの家具では、一番人目に触れにくいであろう背板に薄い合板を使用しているものですが,ここも18ミリ厚の無垢材を使用、食器などをディスプレイした時の雰囲気をよりいいものにしたいと考えています。それぞれの板は「本ザネ組」という工法で組んでありますので反ったり隙間が空いて向こうが見えたり,という事はありません。

ここ見て! その2

無垢材+オイル塗装なのでいつでも修復可能!
 普段使いのための家具ですのでぶつけて凹んだり,醤油がこぼれたりして汚れる事もありますよね。そんな場合でも少し削って塗料を塗り直せばまた元通りに。長くお使いいただくために,修復可能な方法を取り入れています。また元々がかなり白っぽい木ですのでいろんな色に塗る事が出来ます。ご自身で塗ってみられるのも面白いですよ。

ここ見て! その3

まったく自由な発想でデザインを考えましょう!
 キッチンのコーナーに小さな机があれば便利かも、とか本棚に折りたたみの出来る机があればちょっとした調べものにいいかな,なんて事お考えになった事はありませんか? まったく新しい家具はこんな発想から生まれるのではないかと思っています。家具の使われ方は千差万別,人それぞれ。ぜひ自分だけの家具を手に入れるために皆様のアイデアをお伝え下さい。それを具体的に作っていくのがKO-MORE-BIの仕事です。


 以上のように,一つずつがそれぞれ違った内容で作られる家具ですから定価というものがありません。個別にお見積もりをさせて頂きながらの製作となりますのでどうかご理解下さい。更にコストダウンための方法として,塗装はご自分で,という方に未塗装の状態で納品させて頂く事も出来ます。意外に簡単で面白いオイル塗装にぜひチャレンジしてみて下さいね。


LinkIconまずはメールにてご相談下さい。

H様邸キッチンゲート

9649.jpg 東大阪市にお住まいのH様は自他ともに認める愛犬家。ジャックラッセルテリア2頭にエアデールテリア1頭と、それはそれは賑やかにお暮らしです。室内で飼っておられますので、みんなを広いリビングで大暴れして遊ばせているのですが、ちょっと困った問題が一つ持ち上がりました。それは最初は子犬だったエアデールテリアが大きくなってきて(当たり前)、キッチンの流しやガスコンロに届いてしまうこと。奥様のお話では先日ちょっと目を離したスキに自分でラーメンを作ろうと思ったのか、ガスコンロの火を勝手につけてしまっていたそうです。

 これはまずい、ということで市販のゲートを購入されましたが、壁とカウンターテーブルの間が広すぎてゲートを設置することができないのです。そこでオーダーメイドの登場という訳です。

9653.jpg まずは壁とカウンターの間を計ってみたのですが、130センチ以上あります。この幅の扉をつけると開いたときにすごく邪魔! そこで幅30センチほどの細いキャビネットをカウンターに取り付けて幅を狭く、なおかつキッチンの収納力を高めることを狙ってみました。ただ、このキャビネットのせいでリビングへの通路が狭くなるのも事実。そこで端の方を丸い形状にすることでできるだけ邪魔にならないようにしてみたいと思います。また市販のゲートは凹の形に下でつながっていてつまずきそうでしたので、扉は壁に固定してしまう方法をとることにしました。これで左右が分離されて使い勝手が向上することでしょう。

 さて、実際に作り始めてみて、キャビネットの丸みを帯びた形をどうやって作るか、というところに一番苦労しました。外見的にはまるで板を曲げたかのような自然なカーブを描くようにしたいものですね。試行錯誤の末、全く新しい工法を発見、無事きれいな曲線を作ることができました。

9707.jpg さらに扉を閉めた状態で固定する留め具は、最初市販されている金属のものを使う予定でしたが、毎日何度も手を触れるところですので、手触りの優しい木製にした方がいいかもしれない、と途中で変更しました。ワンコ好きのH様にぴったりかな、とボーン型の取っ手を桜材を削って作りました。

 制作途中で一度現場合わせをしておかないといけないと思い、お時間を取っていただいて塗装前のキャビネットやゲートを持っていきました。合わせてみる時が一番ドキドキするのですが、幸いぴったり収まってくれそうです。 

全体の色は既存のカウンターテーブルとあまり違和感がないように、かなり濃い色で仕上げました。合わせてキャビネットドアの取っ手も真鍮製のアンティークを選びました。

9703.jpg 設置にあたって、比較的重量のあるゲートを取り付ける壁の強度が一番心配です。材質は石工ボードのようでしたので、ボード用のビスを用意してみました。ところがいざ作業してみると何と、この壁はベニヤの上に石工ボードを張って2重にしているようです。おかげで木工ビスを使用してかなり頑丈に取り付けることができました。

うちでもそうなのですが、ワンコと暮らしていると普通では考えられないような出来事が起こりますね。でもそのおかげで生まれた今回のキッチンゲート。ワンコたちのマズルの幅を思い出しながら設定した丸棒の幅に、思惑通りに鼻先を突っ込んでくれる姿に癒されました。


 キッチンゲート       40.000円

T様邸オープンシェルフ

4925.jpg 大阪市内にお住まいのT様、ご主人とワンちゃん(トイプードル)2頭という家族構成です。家具を置いたこの場所には、以前スチールのオープン棚とアンティークのライティングビューローを置いていらっしゃったのですが,サイズ的にちょっと前に出過ぎてテーブルに干渉してしまうのと,収納力が小さくて溢れた食器が冷蔵庫の上にまで進出していました。

 家具へのご希望は以下の通りです。
1. オーブンレンジが収まる事
2. グリーンを置ける窓を設ける事
3. ワンコへの配慮として下の段には扉がある事
4. 下段は一升瓶が入る高さがある事

かなりお酒好きなご夫婦のようですね。。

4899.jpgお宅に伺って採寸しました。レンジの寸法から冷蔵庫の高さ、、、入口の扉付近にあるものは? インターホンがちょうど目線ぐらいの高さに設置されていたのです。また玄関を入ってすぐに階段があり,90度曲がっているので搬入できる家具の大きさにも限界が。。 このような条件を考慮して,2つの家具のサイズが決定しました。

 一つ目は冷蔵庫の隣に置きますので,高さは冷蔵庫と同じとします。また奥行きはオーブンレンジを収納して,なおかつあまり前に出ないギリギリの寸法を。幅もレンジの両横に熱逃がしの隙間を少し入れたサイズとしました。更にオーブンレンジは奥様の身長から,一番使いやすそうな高さに設定したいところですね。

4908.jpg
 また,二つ目は部屋のライトスイッチとインターホンがあるので,そちらが使いにくくならない程度の高さに設定,ちょうど天板の上にはご主人の焼酎サーバーが置けるようになりそうです。

 ちょうどリビングへの入口近くになりますので,サイドにはお出掛け用のバッグが引っ掛けられるフックを2つ取りつけてあります。



4901.jpg 簡単なイメージ図を描きながら何度か打ち合わせをさせて頂いて、最終的な仕様が決まりました。いよいよ具体的な設計・製作へと進みます。途中,本業である写真撮影の仕事が入って何度か途切れたりしましたが,約2ヶ月後に無事納品させて頂く事が出来ました。

 この家具はグリーンを見せる事が出来るように,冷蔵庫と反対側の側面は上半分に板を入れず,空いたままとしてあります。早速シュガーバインを飾って頂きました。


4919.jpg 全体はやや濃い目のオイル塗装を施し,取っ手にはアンティーク風のアイアン金具を用いて,落ち着いた雰囲気を出しています。これからどんどん使い込んで頂いて,馴染んでいってくれると嬉しいですね。



  オープンシェルフ(背の高い方)     68,000円
  キャビネット(背の低い方)       60,000円

U様邸パン教室作業用テーブル

Table01.jpg U様は奈良県でパン教室を開いていらっしゃいます。毎週何人かの生徒さんが集まってはおしゃべりをしながらおいしいパン作りを楽しんでおられましたが,パン生地をこねる時だけはちょっと大変だったそうです。
 それは作業用のテーブルに普通の食卓を使っておられたために,立ったまま生地をこねる作業をするにはちょっと低くてすぐに腰が痛くなってしまうからとの事でした。

 そこでいっそのことテーブルの高さを上げてみるのはどうかとお考えになり,ご相談を頂きました。


Table02.jpg パン作りに必要なテーブルとは? という事で実際にテーブルを持ち上げて作業して頂き,高さを決めました。また複数の方が力一杯こねる作業をするためにはギシギシ動かないよう,丈夫に作る必要がありそうですね。更にパン作り用のいろんな道具も収納できる広い棚を天板の下に設ける事で、だいたいの形が見えて来ました。


Table03.jpg そうして出来上がった作業テーブル。天板には特別にタモの集成材を使いました。これはSPFでは木目が粗いのと,柔らかすぎるために不向きだと判断したためです。また天板の塗装も色を付けずに,また食品を扱う上でも安心なように子供用の木のおもちゃにも使われている天然素材のオイル及びワックスを使いました。ちょっとお値段が上がってしまうのですが,必要な選択だったと思っています。

 脚には90ミリ角のどっしりとした木材を使い、それをテーブルにがっちりと固定して極力揺れないような構造にしています。


Table04.jpg 使用後の感想をお聞きしたところ,長時間作業しても腰が痛くならずに快適,とのお言葉を頂きました。また以前の食卓よりかなり大きくなりましたので広々と作業が出来て,道具を収納している棚の使い勝手も良好との事でした。

 教室の合間にはハイスツールを組み合わせてテーブルとしてご使用いただき,パン作りの話題に花が咲いているそうです。もちろんこのテーブルでこねた、おいしいパンをごちそうなった事は言うまでもありません。



   パン教室作業用テーブル    120,000円